ichigonouta Description (いちごの唄)

Description (いちごの唄)

いちごの唄情報サイト|『いちごの唄』は青春を思い出させてくれる“エモい”映画

「全力で、恋した時間は、永遠なんだ」のキャッチコピーが印象的な映画『いちごの唄』は、銀杏BOYZの楽曲にインスパイアされた同名小説が基になっている青春ラブストーリー。あらすじや見どころを紹介します。

映画『いちごの唄』とは?

NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』『おひさま』『ひよっこ』などを手掛けた脚本家の岡田惠和が、銀杏ボーイズの楽曲にインスパイアされ書き上げた小説『いちごの唄』が原作。『もしも君が泣くならば』『漂流教室』『東京』『銀河鉄道の夜』『愛してるってゆってよね』『ぽあだむ』『恋は永遠』の7曲の世界感を基に、甘酸っぱい青春と恋の物語が描かれています。

小説で描かれた中学生~24歳までの期間のうち、映画では高校卒業後を映像化。高校を卒業して東京の冷凍食品会社で働く主人公(笹沢コウタ)とヒロイン(天野千日/あーちゃん)が、偶然再会するところから物語がはじまります。

あらすじ

親友の伸二が交通事故で亡くなってから10年。高校を卒業し東京の冷凍食品会社の倉庫で働く笹沢コウタは、伸二の命日である7月7日に中学のクラスメイト天野千日(あーちゃん)と偶然再会する。中学生のとき、伸二とともに憧れていた「天の川の女神」ことあーちゃんとの再会に気持ちが昂ぶったコウタは、勇気を振り絞り「また会いたい」と伝えたが……。

「また来年、同じ場所で」

伸二の命日である七夕に、まるで織姫と彦星のごとく年に1日だけ再会する奇妙な関係がはじまった。

僕は幸せだと思う。片思いだけど恋をしているから

会えるのは年に1日だけ。それも気の利いたデートスポットなどではなく、寂れたラーメン屋で
それほどおいしくもないラーメンを食べながら他愛もない話をし、環七通りを散歩をする程度。いわゆる理想的なデートなどではないが、憧れの女性と過ごす時間はコウタにとってかけがえのないものだった。

「僕は幸せだと思う。片思いだけど、恋をしているから」と年を追うごとに募るあーちゃんへの恋心を不器用にしまいこみ、あのころと同じように女神として崇め続ける。

私は女神なんかじゃない

「あーちゃん=理想的な女神」だと言い続けるコウタに対し、あーちゃんは「私はコウタくんが思っているような女の子じゃないよ」と悲痛な叫びを漏らす。

1人の男性としてコウタを見てきたあーちゃんと、理想的な女神のイメージでしかあーちゃんを見ないコウタ。気持ちがすれ違いはじめる中、あーちゃんはコウタの知らない秘密を語りはじめる……。

映画『いちごの唄』の見どころ

主人公、ヒロインそれぞれの名前に「天」「笹」の文字が使われていたり、あーちゃんの由来が「天の川の女神」だったり、さらには親友の命日が「7月7日」だったりと、事あるごとに七夕伝説に回帰。織姫と彦星のようなロマンチックな恋愛のラブストーリーを連想させつつ、青春時代特有のヤキモキする恋愛観がうまく融合されています。

青春時代には間違いなくあったキラキラした気持ちを忘れてしまった大人必見。いつの間にか忘れてしまったあの頃の淡い心の機微を思い出させてくれます。まさしく「全力で、恋した時間は、永遠なんだ」のキャッチコピーどおり。